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- 2013年9月石徹白川の渓流釣行
今シーズン最後のシルバーフィッシングである。宮野さんと私の二人の釣行だ。
先の台風18号の影響で迷信高速道路の法面が崩壊したようである。
八日市から地道を通り彦根ICまで約25kmほど。
彦根ICで大渋滞。結局約1時間の時間ロスで石徹白には、11時頃には到着した。
石徹白川の支流の落ち込みを探る。
水が澄み過ぎているのでできるだけ姿を隠し、静かにポイントに近づく。
大きな岩に三方を囲まれた落ち込みに投餌する。水深は50cmもない。
餌が流れの淵でゆっくりと円を描くように流れる。
すると餌を抑えるようなあたりがあった。
竿を立てると重い。
大物かも。手前の岩が邪魔をする。
0.6号のハリスを信じて、抜きあげた。
手前の岩を超えられず、岩に当ってバウンドする。
2度目は竿が折れんばかりに思いっきり抜きあげて、タモでキャッチした。
29cmのイワナは、丸々太ったヒレピンの天然イワナだ。
鈎を呑みこんでいたのでばれなかった。
泣き尺とはいえ、大物のゲットに大満足な釣行となった。
二日目は、5時過ぎに起き、5時半前には出発。まだ動作は機敏だ。小谷堂に向かう。
本流沿いの道路のあちこちに車が駐車している。
小谷堂支流の堰堤が見えた。
車を降りてみると堰堤下が開けている。
かなり広い堰堤下の落ち込みは右岸が深く、左岸に岩を回って流れるポイントがある。
宮野さんが左岸に、私が右岸に入る。
瀑布の霧で濡れる。
この時期でも体が冷える。
滝下に投餌し、流すと小気味よい当たりがあり、20cmほどのアマゴを数匹ゲットした。
滝つぼは深く、一ヒロ以上もある。
底を流すと抑えるようなあたりがあった。
少し送り込むようにして竿を立てると竿は弓なりになる。
程よい緊張の後、タモにおさめた獲物は23cmのちょっと鼻曲がりの幅広アマゴであった。
鼻曲がりのアマゴはオスの特徴である。
支流の上流部を探る。
登坂道を探し、徒歩で行く。
30分ほどの登坂を覚悟でゆっくりと登る。
森の木々や草のにおいを嗅ぎながらの登坂は、心を清々しくする。
しばらく登ると瀬音が聞こえてきた。渓が近くに感じる。
澄み切った水の流れが、はるか下を流れる。
入渓できる場所を探しながら登る。
一段と大きな水音が、堰堤がそこにあることを教えてくれる。
入川道を探して入渓する。
堰堤下では宮野さんが背を低くしたり、座ったりしながら懸命に釣っている。
堰堤下の広さはそれほどではないが、深さがある。
宮野さんは24cmのイワナ、20cmほどのイワナを3匹ゲットしていた。
ここで尺イワナをヒットさせたが手元まで来て逃がしたと悔しがっていた。
午後1時納竿。満点の湯の温泉に身を浸し、今年の渓流釣りの終わりを惜しむ。
話はもう来年の釣行に移っている。